おはぎ
若者「おぅふwww道に迷ってしまった上に日も暮れたwwwここはどこかに泊まるかwwwあの家に泊めてもらえるか聞いてみようwww」
ガラッ
爺さん「若い者がこんなところに何の用じゃ?」
若者「すまんwww道に迷ってやばいwww一晩でいいから泊めてくれwww」
爺さん「ふむ、そういうことなら仕方ない。上がりなさい。婆さん、部屋と布団を用意してやれ」
婆さん「おやおや、こんな若い人が。ゆっくりしていきなさい」
〜寝室〜
若者「部屋と布団を用意してご飯まで振舞ってくれるとはwww感謝以外ありえないwwwwww」
若者「明日礼を言って帰ろうwww今日はもう寝るかwww」
若者「んん?www隣の部屋から声が聞こえるでござるwwwちょっと聞いてみるかwww」
婆さん「爺さん、明日、若者はどうしましょう?」
爺さん「ふーむ、ここははんごろしでええじゃろ」
若者(は?)
婆さん「はんごろしですか……ふむふむ」
若者(いやwww何わかってるんだよ婆さんwww半殺してwwwやばすぎだろ爺さんwww婆さん止めろwww)
婆さん「……いや、やっぱり若い者ですよ。私はみなごろしの方が良いと思います」
若者(ファーwwwええwwwやばいwww婆さんもっとやばかったwww若者はみなごろしがいいってwwwおやじ狩りならぬ若者狩りですかwwwこれはwwwwwwうはwwwwww江戸言葉でおkwwwwww)
爺さん「婆さんがそういうなら仕方ない。婆さんの目に間違いはないじゃろ。明日はみなごろしにしよう」
婆さん「じゃ、今日はもう寝ましょうか。明日の準備もありますし」
爺さん「そうじゃな」
若者(ちょwww若者皆殺しの準備ですかwwwやばいやばいやばいwwwwwwこいつらやべーヤツだwwwwww逃げるしかないwwwwww今布団に入っただろうしこの隙に逃げよwwwwww)
ガラッ タッタッタッタッ…
〜翌日〜
婆さん「爺さん、出来ましたよ」
爺さん「ようやった。じゃあ早速若者の部屋に……あれ、若者がいないのう」
婆さん「急用でもあったのかしらねぇ」
爺さん「ふむ……それにしてもせっかく泊めたのに礼も言わず夜中に去るとは、破天荒な若者よのう。せっかく婆さんがみなごろしをこしらえてくれたというのに」
婆さん「まぁまぁ、若い者には色々ありますよ。このみなごろしは二人で食べればいいじゃありませんか」
爺さん「そうじゃの。残念だが、二人で食べるとするか……」
※はんごろし…もち米を半分ほどついたおはぎのこと。
※みなごろし…もち米を完全に潰したお餅のこと。