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『ひとすじの愛だけがこの地球も救うのに怖かった』ラブライバー兼推定発達障害者が書く適当ブログ

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能力に劣る私がなぜゲームで勝てるのか〜ゲームの"必無敗法"〜

久々に真面目かつ本気で記事を書こうと思う。いや今までも真面目にやってきたつもりだが……。恐らくこのブログでは比較的有意義な記事になる予定なので、ぜひ読んでいただきたい。

 

さて、今更いうまでもないが私はゲームが下手だ。

 

そりゃもう下手なのだ、ホントに。ろくにプレイしてないからなのかも知れないし、ろくにプレイしてるゲームも下手なので経験の大小はあるが、大抵のゲームでは本来平均以下の実力を持っている。そう、本来なら。

しかしこのブログでも書いている通り、意外にもゲームでの成績は悪くなかったりする。それでもまぁ、下手なゲームは平均ちょい下、上手いゲームも平均ちょい上程度(※体感です)で威張れるほどではないのだが。私が今回記事にしたのはこの点が引っかかったからである。私は情報処理能力もダメダメだし、反射神経もダメ、指の動かし方も満足ではない、その上メンタルが豆腐で緊張するとより下手になる。と、これだけゲーム下手な要素が揃っているのだ。……しかし逆にいうと、これだけダメダメなのに不思議と平均あたりの実力でゲームができている。自覚していなかったが、冷静に考えるとなかなか妙な現象である。もしかしてこの現象を偉そうに解説すれば金がもらえるのではないか、そう思ってこの記事を書き起こすことにした。

では本題に。以下、弱くても勝てるゲームの裏技をこの記事を読んでいる皆様だけに教えよう。偉そうに言ってるが実は自己満足なので気にしないでほしい。あと、ここで書く内容は「必勝法」などではない。ゲームの必勝法が存在し、かつそれが誰でも実行できるなら私がやりたいくらいだ。自分で言うのもなんだが、この内容は「どんな人でもある程度できてある程度効果が出る」からこそ画期的なのである。いわば、ある程度負けなくなる方法、"必無敗法"だ。あ、「こんなん読まないでもゲームなんて楽勝だぜははは」っていうような上級者はホントに読まないでください、多分上級者の方にとっては当たり前すぎて恥ずかしいので……。勿体ぶるのはこのくらいにしてそろそろ書いていこう。すべてのゲーム族に告げる……。

 

1.どんなに弱くても『同じステージにいれば』3割は勝てる

実はこのサブタイトル、いきなり誇大広告。3割も勝てません。でもとりあえず読んで頂きたい。

パワポケの神条紫杏というキャラの名言に「どんなに弱いチームでも3割は勝つ」という言葉があるのだが、この言葉はなかなかいい言葉である、しかし当然、これは正しくない。草野球チームとプロ野球チームが試合をして、草野球チームが3割勝てるだろうか、いや勝てないだろう。この言葉には、「同じステージにいれば」という前置きがつくのである。草野球チームなら草野球チーム、プロ野球チームならプロ野球チーム。それならまぁ、3割くらいは勝てるかなーとも思えるだろう。……まぁ、3割勝てないプロ野球チームとかもいるみたいだけどね。ははは……。

 

「同じステージ」という言葉が出たが、これもなんだかあいまいになってしまってるので言いなおそう。「その競技のルールを大筋理解していて、一通り経験した」人たちが戦うのを「同じステージ」としよう。では同じステージに立つためにはどうすればいいか。簡単だ、その競技のルールを大筋理解して、一通り経験すればいいのである。簡単に言うと、とりあえずやってみなさいということだ。いきなり裏技でも何でもないゴリ押しだが、ここはぐっとこらえてほしい。だって内野ゴロを捕球して外野に投げたら勝てないだろう。ゲームの話に戻すと、3割勝てなくても全然いいのでとりあえずゲームの流れと操作を最低限把握すること。当たり前で誰でもできるが、これが大前提になる。出来るだけゲームの流れを理解するに越したことはないが、それが無理でもここは本当に最低限でいい。野球で言えば、とりあえず内野ゴロを拾ったらファーストに投げることを覚えればいいのだ。タイミング的に間に合わなくても、3塁ランナーがホームに走ってても、送球が思いっきりそれても気にせず、とりあえず最低限ファーストに投げることを覚える。そんな感じである。

 

2.「自分流のゲームプレイ」を身に着けよう

ゲームの流れを最低限理解したら、次は自分なりのプレイスタイルを見つけよう。例えば「この武器が使いたい」とか「防御型でプレイしたい」とか、そんな曖昧なものでいい。ついでにいうと、ここでもまだ勝率は気にしないでいい。1と2は前座で、本番はこの次からである。勝率を気にしないとはいえ、ゲームをやる以上恐らく勝ちを目指すので必然的に勝てるようにプレイすることになると思うが。勝てなくてもいいので自分なりに勝てそうな立ち回りをするといいだろう。何度も言うが、勝率は気にしないでいい。むしろ負けまくっていい。さらに言えば、負けて学習しないでもいい。よく負けから学べと言われるが、これは勝ちを目指してやっていれば意識しないでも勝手に身についてくるし、例え身につかなくても次から負けない方法を記述するので無問題である。ゲームをプレイする目的は勝つことかもしれないが、楽しむことも重要だな。勝って楽しければ一番いいけど。

 

さて、かのプロ棋士加藤一二三九段はこんな言葉を刻んでいる。

「私が棒銀(将棋の戦法の一つ。飛車の前にまっすぐ銀を伸ばす攻撃的な戦法。英名はClimbing Sirver)ばかり使うものだから、みんなこれを研究して対局するわけだけど、それでも私は3割方勝っている。それだけ棒銀は優秀なんです。3割勝てる限り、私は棒銀を指し続けますよ」

 

加藤一二三九段

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なんとすばらな言葉なのだろう。このように自分のスタイルを貫いて競技(=ゲーム)に勝つことは美しいと思う。この項目を読んでいる方々も、自分なりに美しいと思うプレイスタイルを是非追及してほしい。この記事ではゲームに負けないための方法を書いているが、自分なりに最善のプレイスタイルを貫けば負けても美しいのである。その時君は、美しい。

 

3.見違えるほど勝てるようになる! ゲームに負けない現代の魔法「データ解析」

ここからが本番である。ゲームの流れを掴み、自分なりに勝てそうなプレイスタイルを見つける。ここまでは当たり前と言えば当たり前だし、「それをやっているのに勝てないからこれを読んでいる」と思ったりもするだろう。というか、私もこの壁には当たりまくった。先ほど述べた通り、ゲーム能力はダメダメだからな。しかし……私はこの壁にぶち当たった時、必ずある一つのことをやっている。ずばりタイトルにある「データ解析」、噛み砕くと、「そのゲームに関するデータを徹底的に調べ上げ、自分の中で最適解を作り出す」こと。パソコンとネット環境さえあれば誰でもできるようなことだが、実はどんなに下手でもこれをやれば一気に負けが減る。むしろ勝てさえする。

下手でも勝つためには1にも2にもデータなのだ。

そうでもないと思う方もいるだろうか? ここはいくつか実例を出して、データがどれだけ重要か、そして実際はどれだけそのデータが見落とされてるか説明したい。

 

ポケモンは子供向け? 実はそうでもない 〜伝説のポケモンはなぜ強いか〜 (ポケットモンスターシリーズ)

まずはメジャーシリーズであるポケモンあたりからゲームにおけるデータの大切さを解説していこう。

 

▼アニメの展開もあり、今や誰もが知るシリーズとなったポケモン。しかし私は第5世代(ブラックホワイト、以下BW)以降プレイしていない……。ここではBWの知識で書いていくので、現代と食い違っていても気にしないで頂きたい。

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突然だが、「三値」という言葉をご存じだろうか。農作物の産地とかではない。知っている方は「今更何言ってんの」と呆れかえるだろう。しかし、知らない方はどうだろうか。割といるのではないだろうか。事実、私の周りでも三値がわからずにポケモンをやっているという人間は何人もいる。その分、三値なんて知ってて当然という友人もいるわけだが、ここではそれを知らない人に焦点を当てていきたい。

知らない方は「さっきから連呼されている"三値"とはなんだ?」とはてなマークを浮かべているだろう。まずはこの「三値」とはどういうものか解説していく。

「三値」とは「種族値個体値努力値」の総称である。終わり。……と、ここで締めたら知らない人に怒られそうなので続けさせていただこう。今回は「種族値」を詳しくピックアップする。なぜこれだけピックアップするかというと、これを詳しく書くだけでデータの重要性が簡単にわかってしまうからだ。

種族値」とは何か。これはポケモンの種族ごとに定められた能力値が数値化されたものである。ピカチュウならピカチュウイーブイならイーブイで能力値が定められているというようなものだが、言葉で説明するより例を出したほうが早いだろう。キャタピー種族値でも見てみるか。

キャタピー種族値→H45 A30 B35 C20 D20 S45 合計195

 

キャタピー。序盤に出てくる虫ポケモンとしては定番である。

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最弱のポケモンに近いキャタピー種族値がこんな感じである。HはHP、Aはこうげき、Bはぼうぎょ、Cはとくこう、Dはとくぼう、Sがすばやさを示す。種族値キャタピーを読み解くなら「全体的に弱いけど、HPとすばやさは一応そこそこあるんだな……」くらいだろうか。では次に、作中では最強格の扱いを受けてる伝説のポケモンミュウツー種族値を見てみよう。

ミュウツー種族値→H106 A110 B90 C154 D90 S130 合計680

 

ミュウツー。最新の環境だとメガ進化するらしい。

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明らかに格が違うのが見て取れるだろう。「全体的にかなり高いけど、その中でも特にとくこうとすばやさが高いアタッカータイプ」と言った感じである。キャタピーとの合計種族値を比べてみると、実に3倍以上も差あるのだ。三値を知らない方は「伝説ポケモンってなんで強いんだろう」と疑問を抱いていただろうが、その答えはこの種族値にあった。データを持ち出すだけで、曖昧になっていた疑問は簡単に解決するのである。

残りの「個体値努力値」も重要な要素なのだが、これだけでデータの重要さは簡単に理解できるだろう。ついでにいうと、この「三値」はポケモン対戦を真面目に研究しているプレイヤー間では当たり前のデータである。……別に責めるわけでは全くないのだが(私も昔知らなかったし)、このデータを知らずに対戦をやっているなら負けて当たり前である。そのくらい、データは重要なのだ。

 

②クリティカル距離って知ってた?(モンスターハンターシリーズ)

次も比較的メジャーなモンハンシリーズから、データの重要さを偉そうにドヤ顔で語っていこう。幸いこっちは最新作のモンスターハンタークロス(以下MHX)をやっているので、それを前提に書いていく。

 

▼内容とはあまり関係ないのだが、MHXにおける私の弓装備。テオ弓強すぎ。しかし、もう少し火力偏重装備にしようかと考えている。キノコ大好きついてるし……。キノコ便利なのでつい。えへへ。

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タイトルにもあるが、MHXには(というかモンハンシリーズには大体あると思うけど)「クリティカル距離」というものが存在する。実はこれ、「ガンナーをやる場合は必須の知識」というほど大事な要素であり、適正距離での射撃(適正距離は武器にもよるのだが、ガンナーであるライトボウガンヘビィボウガン、弓にはすべて適用される)と近すぎたり遠すぎたりの不適切な距離での射撃では、威力が倍くらい変わってくる。これほど重要にもかかわらず、私の周りにはこの要素を知らない人の方が多かった。知っている人からすれば「えっ、クリティカル距離も知らないのにガンナーやってるの?」と驚くだろうが、知らない人からすれば「クリティカル距離? 何それ? 安全な遠くから撃ってた方がいいに決まってるじゃん」とこちらも驚くのではないか。私と一緒にモンハンをプレイしてた人はクリティカル距離を知らないらしく、かなり遠距離からヘビィボウガンを撃っては火花エフェクトを出していた。私は、所詮ゲームなのだから味方が下手だろうが楽しければいいのだが(というか、プレイスタイルの押し付けはあまりしたくない。ここで書いてある内容もゲームで上を目指すための内容であって、上を目指さないなら必須でもないし押し付けるようなものでもない。楽しければ下手でもいいと思う)「初心者さんだから知らないのかな?」と思い、確認をした後偉そうにドヤ顔でこのシステムの存在を語ったのである。その人は驚いて「そんなシステムは知らなかった」と言っていた。何度も言うがこの要素はガンナーをやるなら必須というほど重要な知識である。しかし、今挙げた初心者さんはともかく、しばらくモンハンシリーズをプレイしている人でも知らないということまであった。それどころか、シリーズ過去作をプレイしているのに「スキルって何?」って人までいたが(別に責めてるわけではない)……昔の私というのは内緒である。あの頃は「大剣の攻撃力と片手剣並みの手数を持つ太刀最強!」とか言ってたし。

ここでこの話を持ち上げた以上当然なのだが、ゲーム下手な人でもクリティカル距離という知識があれば、ゲームがうまくて知識がない人より数段貢献できる。つまり、才能を知識で楽に追い越せる。データの重要さはわかっていただけただろうか。

 

③弱くても勝てます ~ゲーム下手の私が知識でゴリ押しダクソ3の侵入で勝つ~(ダークソウル3

上に二つ挙げたポケモンやモンハンと比べるとかなり知名度は違うだろうが、最後はダークソウル3を例に挙げて説明したい。と言ってもぶっちゃけ根も葉もないのだが……。簡単に言うと「強い装備をそろえればアクション方面が下手でも勝てる」ということである。これも、才能を知識で楽に追い越せる例だ。

ダクソ3には「パリィ」と「致命攻撃」というシステムがある。「パリィ」というのは、相手の攻撃をタイミングよく受け流すアクションをすると、相手がよろけるというテクニック。そして、よろけた相手には「致命攻撃」という強力な攻撃(レベルや武器にもよるが、対人戦では相手のHPを7割から8割ほど削れることも)ができる。しかし、「パリィ」というアクションは説明した通りタイミングよく攻撃を受け流さなければならない難しいテクニックだ。それに、失敗すると相手の攻撃を連続で喰らってしまう。当然、ゲーム下手の私は本来狙ってできるようなテクニックではないのだが……しかし、私はこの「パリィからの致命攻撃」で大量のプレイヤーを屠ってきた。「うまいからだろ! 下手とか嘘つくな!」と言われそうだが、そんなことはない。あるカラクリで、私のような下手くそが対人戦で無双できるのである。

 

ファランの速剣もパリィしちゃう。

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メバチ致命ドーン。これだけで勝てちゃいます。

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そのカラクリはいたって簡単、装備をいじるだけである。これだけで勝てるし、はっきり言ってこんなことは誰でもできる。

左手にはパリィに特化した装備、右手には攻撃力の高い装備、装飾品に「致命攻撃の威力を高める」装備。それで、相手が武器を振り回すのに合わせてこちらもタイミングとか全く考えず致命攻撃を狙って受け流しを連発するだけ。勿論下手くそなのでたまにしかパリィは決まらないのだが、パリィが決まらず相手の攻撃を食らったらすぐ逃げて回復。そしてまたパリィを振り回す。そうしている内にたまたまパリィが決まったら、右手の高威力武器と装飾品で威力の高まった致命攻撃を叩きこむ。右手武器の高い攻撃力に装飾品の威力上昇も乗って相手はワンキル。戦闘終了である。

パリィを決める必要があるのだが、それは下手でも振り回してるうちに決まる。さらに、相手の攻撃は喰らってもこちらは逃げて回復できるが、こちらの致命攻撃は決まった時点で大抵相手は即死。お分かりだろうか、データだけでこちらが圧倒的に有利なフィールドを簡単に作れてしまうのである。こうなると、ゲームの上手い下手はもはやあまり関係ないのだ。

 

三つ例を挙げてみたが、どれも単純明快。「データをしっかり調べるのと何の知識もなしにゲームをプレイするのでは天と地の差がある」ということを示せているのではないか。これがデータの重要さである。

 

4.「データ」と「自分流のゲームプレイ」を組み合わせる

これは仕上げみたいなものである。例えばポケモンのデータに「防御型のプレイをしたい」というプレイスタイルを組み合わせるのならば、HPやぼうぎょ、とくぼうの種族値が高いポケモンでパーティを組めばいい。「データ」をよく理解したうえで、「自分流のゲームプレイ」にうまく「データによる装備や戦術」を盛り込む。

これで、誰でもできる「自分らしくてかつ負けないプレイ」の完成だ。

 

いかがだっただろうか。内容が良かったかはともかく、長い文をここまで読んでいただき感謝である。自分なりに、弱くてもゲームで勝てるノウハウを詰め込んだつもりだ。

もし意見があればコメントなど歓迎します。久々に気合入れて書いた記事だしな。ということで、おしまい。