世の中そんなに甘くない!

『ひとすじの愛だけがこの地球も救うのに怖かった』ラブライバー兼推定発達障害者が書く適当ブログ

MENU

そりゃそうだ、世の中そんなに甘くない!

暇なので書きたいことは書いておく。ニートというものは時間があって良い……。

 

タイトルを見てわかる通りだが、これはラブライブ1期3話での穂乃果のセリフである。

私はこのセリフが非常に好きであり、適当に選んだとはいえブログタイトルにもなっている。

 

このセリフは3話でのファーストライブの場面で穂乃果が発言したものだ。

今まで努力して、練習して、やっと3人でファーストライブの舞台に立てた。今まで積み上げてきたことを出し切ろうと、ライブ前に意気込む。そして幕が上がり……

 

……そこには誰もいなかった。

 

観客が誰もいない舞台で、穂乃果の頭にはここまで積み上げてきた情景が巡る。アイドルを始めて、3人で練習をして、ライブが成功するようにと神社にお祈りして……。

呆然と立ち尽くす穂乃果に、ことりと海未が声をかける。

と思ったら、穂乃果は突然笑ってこういうのである。

 

「そりゃそうだ、世の中そんなに甘くない!」

 

しかしというか当然というか、それは作った笑い顔と作った言葉でしかない。穂乃果もこの言葉を言った直後、やはり本心がこみあげてきたのか、泣きそうになるのを必死にこらえる。

そこに救世主かよちんが登場して――と続くのだが、まぁぶっちゃけアニメを見たほうが早いだろう。

 

このセリフについてなのだが、私的な感想を言うのなら前述のとおり「作った言葉」である。

多分この場面の穂乃果は、すでに精神的に限界だろう。

 

あくまで個人の感想なのだが、アニメを通して見た穂乃果というキャラクターは「ひたすら前向きでポジティブで、何事にも一直線」と映るのではないだろうか。普通なら。

しかし私はそうは思わない。私から見た穂乃果は「何かで追い込まれた時、そこから一人で抜け出せない」面があるように思える。簡単に言うと、メンタルが弱い。まぁ、人のこと言えないけど……。

穂乃果に私を重ねるのは全国の穂乃果ファン(?)に失礼だと思うが、私にも非常に似た面がある。ようは子供っぽいのである。だから好きなことには突き進むけど、うまくいかなかった時はどうすればいいかわからなくなってしまう。まぁ私は努力しないから天と地の差なんですけどね……。

 

ということで話をつなげる。この「そりゃそうだ、世の中そんなに甘くない!」ってセリフ、ぶっちゃけ意味不明である。

精神的に限界で、どうしようもなくて、でもこのままだと完全に折れてしまう。

追い詰められた状況でどうすればいいのかわからなくて、なんとか折れるまいと放った言葉がこれだろう。ようは強がり、虚勢である。

しかし、その直後泣くのを必死にこらえているあたり、この強がりは何の意味もなしていなかった。そんな適当な強がりで折れそうな心を支えることなどできるわけないのである。

皮肉であるが、言ってしまえばそれこそ「世の中そんなに甘くない」のだ。

 

……と、ここまで詳しくこのセリフを解説するつもりはなかったのだがまぁいいや……。実はここまでの解説、ブログタイトルとはあんまり関係ない。

 

で、これをブログタイトルにしたのは他でもない、アイロニーである。

私は今現在ニートに近く、将来のことも何も考えていない。にもかかわらず、呑気にブログを書いたりゲームをしたりロクな努力もしていない。はたから見たら「世の中を甘く見ている」人間そのものではないだろうか。

しかし、私は「世の中を甘く見ている」つもりはない。むしろ、極めて悲観的で、多分この先最悪の人生が待っているものだと考えている。いやその前に死ぬかもしれないけど……。今まで何の努力もしなかった報いは、この先の人生という最悪の形で返って来るだろう。

 

のんきに遊んでる私を見て厳しい社会を生きる人間はこう思うだろう。「世の中そんなに甘くない!」と。

そして、将来を悲観してしかし現状を変えようとしない私はクズである。もし私が私に言葉をぶつけるならこういうだろう。「世の中そんなに甘くない!」と。